リレンザの薬とリレンザでインフルエンザの治療をしている女性

インフルエンザにかかると、リレンザやタミフル、イナビルの中から処方されることが多いと思います。その中でも何故、リレンザが良いのかということをお話ししていきたいと思います!

2016年09月の記事一覧

リレンザのデメリットは、投与する回数が多いこと?

インフルエンザという病気に関して、これまでウイルスに直接効果がある医薬品というのはありませんでしたが、最近ではウイルスに対して効果を発揮する抗インフルエンザウイルス薬がいくつか開発されてきています。そうしたもののなかでも、リレンザとよばれる医薬品は特殊なものであり、錠剤などを口から水で飲むといったものではなく、粉末を息にあわせて吸入するというタイプとなっています。リレンザがこのように吸入タイプとなっているのにも大きな理由があります。ふつう、インフルエンザというのは、他人のくしゃみやせきなど飛沫を、息とともに吸い込んでしまって、そのなかに含まれていたインフルエンザウイルスが、気道の粘膜などの弱い部分にとりついて、増殖をはじめてしまうことが原因となっています。そのため、薬剤を吸入して、直接気道に送り込むことができれば、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する効果が、さらに適切に発揮されるという考え方で開発されたというわけです。このリレンザは、口からとり入れることにかわりはありませんが、内用薬ではなく、外用薬という扱いになっています。そのため、他の外用薬と同様に、一度吸入しただけですぐに効果が上がるというものではなく、ブリスターとよばれる薬剤のパックの2つ分にあたる、1回につき10グラムを、1日2回、5日間にわたって投与しなければならないことになっています。このように、リレンザのデメリットとしては、投与する回数が多いというわずらわしさが挙げられないでもありませんが、他の抗インフルエンザウイルス薬に比べて、副作用などが起きる割合も少なく、ウイルスに直接届くというメリットを考えると、メリットのほうが上回るものです。

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小児への投与の実績が多いリレンザで小児への治療

インフルエンザというのは、ウイルスへの感染によって発症するものですので、このウイルスが体内で増殖するのを阻止できるような医薬品でなければ、単なる頭痛や発熱といったものへの対処療法になってしまいます。抗インフルエンザウイルス薬としては、リレンザのようなもののほか、いくつかの製品が知られています。そうしたもののなかでも、リレンザは、薬剤を直接気道に吸い込むといった、吸入薬タイプの医薬品であるという、めずらしい特徴をもっているものです。抗インフルエンザウイルス薬のなかには、異常行動などの副作用が顕著にみとめられるものもあり、少年への使用がためらわれるようなものもありますが、リレンザにはそのような副作用はあまりないため、小児から少年あたりの年代の患者の使用も可能となっています。ただし、現在のところ、乳児や4歳以下の幼児に対しては、使用経験が少ないため、まったく使用できないとまではいえないものの、その安全性は確認されていません。そこで、基本的には4歳以下に対して使用されることはなく、薬剤の吸入が上手にできる年代、要するに5歳以上の小児に対して使用されることになっています。5歳以上の小児であれば、投与の実績も多いため、小児科や内科でもおなじみとなっていて、5歳の小児から14歳の少年までを対象として行われた、国内での臨床試験では、だいたい投与後4日にして頭痛、咽頭痛、悪寒や筋肉痛といった症状が改善したという結果が報告されており、効果についてもきちんと確認されています。ただし、リレンザは吸入タイプの医薬品であることから、同じく吸入タイプの医薬品を用いるぜんそく患者が併用する場合には、気道が過敏になって、副作用をもたらすこともあるため、医師の指導にしたがわなければなりません。

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